降水確率

こんにちは。英語教室MAGICの綿貫りえ子です。
暑い暑いと言っているうちに今日で8月も終わります。
今年の夏は晴れていたと思っていたのに、急にスコールのようなにわか雨が降ることが度々ありました。
そこで気になるのが降水確率ですが、確率に当たるところ”~”にどんな単語を入れると思いますか?
”~”of rain または precipitation (降水(量))
 
答えは chance なんです。
チャンスと言えば、日本語では好機の意味で使うので違和感があるかと思いますが、英語 chance には可能性、見込みの意味もあります。
そのため次の例文のようにネガティブな表現にも使うことが出来ます。
There's  a chance of injury in almost any sport. 
「ほとんどのスポーツには怪我をする可能性があります」
ですから chance of rain /precipitationは
「雨の降る可能性、見込み」→「降水確率」
となるわけです。
幾つか例文を上げておきます。
There's a 40% chance of rain this afternoon.
「今日の午後の降水確率は40%です」
Today's chance of precipitation is 60%.
「今日の降水確率は60%です」
Today's weather is mostly cloudy with a 10% 
chance of rain.
「今日の天気はおおむね曇りで降水確率は10%です」
Our next chance of rain  will be Wednesday. 
「次に雨が降るのは水曜日になるでしょう」

降水確率にはもう一つ、
probability of precipitation (POP)
 という表現があり、同じように使えます。

ちなみに「好機」を表す時、ネイティブは chance より opportunity をよく使うようです。

最後に雨と言えば傘を連想しますが、意外にも元来雨を避けるためでは無かったようです。
中学生の長文問題で知ったことでしたが、ちょうど少し前に読売新聞のコラムにそのことが一部書かれていたので載せておきます。ご参考までに。

2023/8/31