英語appealをアピールする?
こんにちは。英語教室MAGICの綿貫りえ子です。
今年最後のブログは英語のappealで締めくくりたいと思います。
日本語で定着している「アピールする」のイメージは、元の英語のappealと似ているところもありながら、使い方などに違いがあるため注意が必要な単語です。
端的に言えば、英語appealは自動詞なのでappeal to ~の形をとり
「~に訴える・懇願する」という意味になります。
これに対して日本語では「自分をアピールする」
というように他動詞的に使うので、アピールしたいもの、すなわち自分を目的語にしていますが、
英語では I appeal myself.とは言えません。
自動詞appealはあくまで主語が人に対してappealする(訴えかける)のです。
分かりやすい例文として
The necklace appealed to her.
(そのネックレスは彼女(の心)に訴えかけた。つまり、気に入った)
というように使います。
また明確に強く求める時にも使えるので
The police are appealing to the public for information.
(警察はは一般の人に情報の提供を強く求めている)
というような使い方もします。
ざっと基本的な違いだけを書いてみましたが、いかがでしたでしょうか?
なお、他動詞としてのappealもありますが、意味は「~に上訴する」です。
また名詞appealもありますので、動詞appealと併せて辞書でご確認ください。
今年も一年ご拝読頂きありがとうございました。
Have a Happy New Year!