motherにも動詞があった!

こんにちは。英語教室MAGICの綿貫りえ子です。
2024年を迎えたと思ったら節分が過ぎ、初ブログとなりました。
今年も面白くて英語学習に役立ちそうな話題を取り上げていこうと思いますので、よろしくお願いします。

1つの英単語にはいくつかの品詞がある場合がある、というのは英語の一つの特徴です。
smileは、名詞では微笑み、動詞だと微笑む。
faceは、名詞では顔、動詞だと直面する、~に面している等
のように。
主だったものは学習していく中で覚えるものですが、名詞motherにまで動詞があることをついこの間知りました(1月21日読売新聞書評欄で)。

「それでも母親になるべきですか」(WITHOUT CHILDREN ペギー・オドネル・へフィントン著)の書評を書いた岡美穂子氏によると(一部抜粋)
『最も印象的であったのは、近年アメリカでは「母親」は名詞ではなく、「母親をする」という動詞として考えられる傾向があるということだ。それによって、「出産」という行為を伴わずとも、様々な形で育児に携わることが可能になる、という考え方は、私が知る限り、日本ではまだ周知されていない』

参考までに手持ちの辞典には動詞motherの例文として
At 20,I didn't want to be mothered anymore.
(20歳にもなってもうあれこれ世話を焼かれたくなかった)
が載っていました。

家族の形態が多様化する中、母親をする、母親のように世話をする、という意味での(他にも幾つか意味がありますが)動詞motherの出番が増えていることかと思います。
つくづく言葉は時代を反映しますね。

一方fatherにも動詞がありますので、よろしかったらご確認ください。

実はmotherはMother Nature(母なる自然)のように形容詞としても使われています。

以上1つの英単語と品詞の話でした。
それではSee you later!

1月13日下田爪木崎の水仙まつりで
手前の水仙のバックに咲いているのはアロエの花です
2024/2/5