lemon🍋
こんにちは。英語教室MAGICの綿貫りえ子です。
今年も残り少なくなりましたが、いかがお過ごしですか?
年末の忙しさにかまけて、更新が延び延びになってしまいました。
さて、今年は我が家の庭にあるレモンの実が5つ成りました。写真にあるように市販のに比べると大きくて丸いですが、れっきとしたレモンです。
小さい頃からレモンの輪切りを平気で食べられるほど酸っぱいもの好きだった次男のために、20年位前に苗を植えました。
今回はそのレモンの持つ英語と日本語のイメージの違いについて書きたいと思います。
日本では爽やかなイメージのレモンですが、意外なことに英語のlemonはネガティブな表現で使われることが多いのです。
レモンといえば酸っぱい(sour)ですが、sourには「酸っぱい」の他に「(表情・人などが)不機嫌な、とげとげしい、(笑いが)嫌味な」
というネガティブな意味があるからかもしれません。
具体的には、
アメリカでMy car is a lemon. というと
「私の車はポンコツだ」
という事で、lemonは欠陥車・欠陥商品・失敗作など物に対しての比喩に使うようです。
lemon law (欠陥車購入者保護法)なる言葉もあるとか。
一方イギリスでは人に対して使い、He is like a lemon.(彼はレモンのようだ)は
「彼は役立たずだ」
という意味になります。
日本人の持つイメージとは真逆ですね。
最後にlemonを使ったアメリカのデール・カーネギーが残した言葉を。
When life gives you lemons, make lemonade.
運命があなたにレモン(苦境)を与えたなら、それでレモネードを作りなさい。
英語版「災い転じて福となす」といったところでしょうか。